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2016.09.26

交通事故における示談に関して

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交通事故における示談とは

 交通事故における示談とは,被害者の損害賠償金の支払額を当事者間の話し合いで決めることを言います。
 加害者の謝罪の意や被害者の宥恕も示談内容を構成することもありますが,交通事故においては被害者の被害回復のため適正な損害賠償金を支払う必要性があり,公平公正な損害賠償金を当事者間で定めることが示談の主目的となります。
 話し合いなので,双方の意見が一致しなければ示談が成立しないのが示談の特徴です。

示談金と慰謝料の違い

 示談金とは,当事者の話し合いで決定された被害者の損害賠償金のことであり,その損害賠償金の内容としては,治療費等の医療費,通院交通費,入院付添費,入院雑費,休業損害,逸失利益,及び慰謝料等で構成されるものです。
 慰謝料とは,精神的苦痛の関する損害賠償金のことであり,交通事故における損害賠償金の一項目です。
 交通事故における慰謝料は,症状固定(症状の改善も増悪も止まった段階)の前後で入通院慰謝料と後遺症慰謝料があります。
 入通院慰謝料は入通院した精神的苦痛に関する損害金,後遺症慰謝料は,後遺症を被った精神的苦痛に関する損害金です。
 示談金=損害賠償金>慰謝料という図式になります。

交通事故における示談の流れ

 原則的な流れ
  ➀交通事故 → ②入通院 → ③症状固定 → ④示談交渉 → ⑤示談成立
 例外的な流れ
  ➀交通事故 → ②入通院,この段階(③の症状固定前)で被害者の休業等のため,生活費が必要な場合は⑤で見込まれる示談金の一部を内金として支払ってもらえるように④交渉することもあります。

示談の相場

 示談の相場という抽象的な相場はなく,項目ごとに計算します。例えば,治療費,交通費は実費です。
 そして,慰謝料には相場ではありませんが基準があり,自賠責基準,保険基準,弁護士基準というものがあり,弁護士基準が一番高額です。

示談交渉の仕方

 示談交渉は,症状固定してから行うのが通常形態です(上記第3の1の④)。
 なぜなら,症状固定しないと後遺症慰謝料等損害額が定まらないものもあるからです。ただ,生活費がままならないような場合等例外的に症状固定以前での内金支払いを交渉する場合もあります(上記第3の2)。

保険会社との対応

 保険会社の中には,保険に入る段階では愛想が良いのに,いざ事故にあって保険金を支払う段階になると支払いを渋る会社もあります。前者は営業部で後者は損害調査部等です。このような「渋る」会社の両部門は形式上同じ会社に属しますが,全くの別会社と思っても良いでしょう。
 例えば,自己の被害者がA会社の保険に入っている一方で,加害者もA会社保険加入だとしても,A会社の損害調査部門は,被害者を顧客扱いせず,被害者が自分の営業部門の担当者に文句を言っても損害調査部門には届かないということです。いざ事故にあった被害者は,この損害調査部門の冷たさに困惑しがちです。

弁護士に依頼するメリット

 弁護士は示談するにあたり,予め依頼者と打ち合わせして迅速に損害賠償の各項目を整理し,損害賠償金の概算を出します。その際,慰謝料等基準のあるものは高額である弁護士基準を採用します。このように弁護士に依頼すると,示談までの準備が迅速に行われます。
 そして,依頼者の事情に合わせ,内金払いの検討も視野に入れる柔軟性も持ち合わせています。

 目に見えないメリットとしては,実は被害者本人が保険会社と交渉することは上記第6の損害調査部門の冷たさから相当なタフさが求められ,たいていは被害者本人が精神的に参ってしまいます。結果的にそこを保険会社に突かれ本来請求できるところを断念していることが多々あります。
 弁護士は,保険会社の手の内もある程度把握しており,最終的には裁判も視野に入れており粘り強い示談交渉を行います。

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